くまのめせん 001
- 2011/08/01
- PLANNING
非常勤の熊野です。これからデジクリWEBで定期的にいろいろと書くことに
なりました。どうぞみなさまよろしくお願いいたします。
デジクリでは、「コミュニケーション」をテーマに、かんがえかたのかんがえかた
みたいなことを、学生に教えたり教えられたりしています。
僕は精華で講師になって今年度で5年目になります。
よく、おとなの人から「最近の若い人はわかんなくてさー。教えてよ、くまのくん」
とかってからまれますが、僕にも心底わかりません。
5年もやってりゃ、パターンとか見えてくるでしょー。と思うかもしれませんが、
それがないんです。まー、ないんです。
とくに、デジクリの学生は毎年違うのかもしれません。なにせみんなやりたいことが
バラバラだから。ゲームのシナリオライターになりたい人もいれば、映像作家になりたい
人もいれば、雑貨屋さんを開きたい人もいれば、なんでもいいから人を楽しませることを
したい、という人もいます。中には、やりたいことがわからず悔しいって泣きだす人もいます。
見た目もバラバラです。THE美大の女の子もいれば、中学生か!とツッこむのもいれば、
実際のファッションモデルさんもいます。
そんな集団にパターンなんてあるわけないんです。
そんな集団をどうしたらわかるようになるのか、もしくは自分をわかってもらえるのか、
ということをずっと考えていますが、いまのところ出ている答えは1つです。
「(先生ぶらずに)熱量を込めて対話する」
ということだけです。学生はバカではありません。カシコです。
そんな彼らに先生ごっこは通用しません。上から目線なんてバカにされるだけです。
「人に何かを教える人は、常に人から何かを学ばなければいけない」と
親友のお母さんが言っていましたが、まさしくそう思います。
学生からも教えてもらっていることはめっちゃくっちゃあります。
「コイツとは教えて、教えられて、というナイスな関係性を築ける可能性がある」と
気づいてもらえることがまずコミュニケーションのスタートです。
これからこの「くまのめせん」では、僕が勉強したことや、気づいたこと、
また、授業で何をやっているかなどを紹介していきます。
どうぞどうぞよろしくお願いいたします。