デジクリ、ロシア進出?! ~J-FEST編~
- 2012/02/01
- OTHER
こんにちは!デジクリ(2回生) メガネのマナベともうします。
とっても寒い北風小僧が走り回っておりますが、皆様いかがおすごしでしょうか。
キッカケは2010年、夏休み。
突然、竹内先生(通称:マックス)からメールが来ました。
『訳は後で話すので、夏休み中にパスポートとっておいて下さ~い!』
マナベは固まりました。
(・・・ドッキリなのだろうか・・・突然アマゾンの奥地にいる民族の村へ行って交流してこいなんて言われるのかな・・・。)
果たして、そんなウルルンがカリキュラムに組まれていたのでしょうか。
(・・・くっ、、、入学すると決めたあの日から、この身をデジクリに捧げると決めたんだ、、!!)
マナベは丸焼きのカエルを食べる事も、すっぱだかでワニが生息するアマゾン川へも飛び込む覚悟を決め、パスポートを取得しにいきました。
そして、授業も始まり、相変わらずの日々を過ごしていたら・・・その通達は突然訪れました。
『11月、ロシアへ行きます!』
・・・・・・ってぇええ!!!!( Д ) ゚ ゚
【京都精華大学】デジクリ in ロシア【デジタルクリエイションコース】
《まず上記の動画を先にご覧下さい。》
はい、ということで、
昨年11月にデジクリのキタイ先生、竹内先生、尾崎先生、(3回生)千合さん、(2回生)上川くん、私マナベで、ロシアに行って参りました!
なぜかといいますと、、、
モスクワで開催される「J-FEST 現代日本文化フェスティバル」に本学が参加
http://info.kyoto-seika.ac.jp/info/topics/2011/11/ruj-fest.php
「J-FEST 2011 現代日本文化フェスティバル」
日程:2011年11月19日(土)、20日(日)
会場:The Central House of Artists(中央芸術家会館)
主催:在ロシア日本大使館
協力:京都精華大学、モスクワ市
■ 公式サイト:http://www.j-fest.org
日本のファッション、アニメ、マンガ、現代音楽、日本料理、アート、ゲーム等
日本のポップカルチャーを紹介する大イベントでございました。
このような素晴しいイベントに、京都精華大学が数ある大学の中から、日本代表として選出していだだきました。
とても光栄なことでございました、本当に。
そして、このイベント自体は二日間ですが、イベントの準備期間、そして、全ロシア映画大学の学生達との共同ワークショップによる映像作品を制作する期間として、一週間滞在させていただきました。
何を隠そう海外進出が初体験のマナベは、もう緊張を隠せませんでした。
ですが、緊張している間もないほど時間は瞬く間にすぎていき、人生で最も忘れられない一週間になりました。
その様子を、ぜ~~ぇ~~んぶ皆様にお伝えしたいのは山々ですが、
そうも行かないのが世の常というもの。
ですので、どうしても伝えたい時間のみ凝縮してお送り致します。
さてみなさん、まずご紹介したい時間はこちら
J-FEST2日間でのデジクリ!!!
まず、私たちがJーFESTでどういったコンテンツを紹介し、伝えてきたかといいますと、
デジタルを活用した体験型ブース:タナカカツキ教授(ビジュアルデザイン学科 客員教授)による
「新しい顔ハメ KAOHAMATION – タナカカツキ × TAM Inc.」
ワークショッププログラムでは、キタイシンイチロウ教授(デビルロボッツ/デジタルクリエイション非常勤講師)による
「キャラクリ ~ Character Creation Workshop~ PRESENTED BY DEVILROBOTS + KYOTO SEIKA UNIV. DIGITAL CREATION COURCE」
そして尾崎俊介教授によるインタラクティブ ゲーム&インスタレーション(デジタルクリエイション 非常勤講師)
《インタラクティブお化け屋敷 ~Kawaii Photobooth~ 》
《ヴァーチャル相撲ゲーム【Thumping Sumo】》
(人文学部4回生)矢野さんと(デジクリ3回)千合さんの
DJVJユニット《KYOTO》
といった豪華ラインナップのてんこ盛り盛りで、お届けして参りました。
映像を見ていただいてもわかるように、大 盛 況!!ございました。ありがたやぁあ~~
そんな素敵なコンテンツのひとつひとつをご紹介いたします。裏話などもそえて。
まず、《 新しい顔ハメ KAOHAMATION – タナカカツキ × TAM Inc. 》
前日、ホテルで何度も練習をしました。もちろんカタコト英語で。
しかし、その際に見えてくる不安な点がいくつか、、、
この顔ハメの面白さをどう伝える事ができるのか、、、
いやまず私たち言葉が通じないよね、、、
これ説明しろっていわれたらどうすればいいの、、、
など、いろんな不安点がございました。たんまり
しかし、そんな問題などかわいいものでございました。あーはん
本番当日! iPad片手に笑顔で「カモ~~~ン!!Come OOOoooooonnnn!!!!」
最初は、みんな恐る恐る、、、、しかし、私たちの超絶あげぽよテンションに、にやにやしながら近づいてきてくれるロシアの皆様。
ひとり、ふたりと増えていくうちに恥ずかしさもだんだんなくなっていき、
老若男女かまわずいろんな方が顔ハメを体験していってくれました!!
みんな興味津々!!! とりま~~~~す 弟「兄ちゃん、ボク恥ずかしいよ、、、」
激写! 激写!!! 激っ、、、あ、、、
映像を見ていただいた方はお分かりでしょうが、不思議な顔で顔ハメブースに近づいてきては、最高の笑顔で喜んで帰っていく方ばかりで!!!!最高!
本当にとってもとっても嬉しかったです!!!四六時中笑いの絶えないブースとなりました♪
そしてなんと、フェイスブックの『 I ♥ KaoHame』ページのアーカイブをいくつかさかのぼると、ロシアの方々の写真がご覧頂けます!
http://apps.facebook.com/kaohame/
ぜひご覧下さい!
そしてそして、大勢の人達に囲まれに囲まれまくりの《 キャラクリ ~ Character Creation Workshop~ PRESENTED BY DEVILROBOTS + KYOTO SEIKA UNIV. DIGITAL CREATION COURCE 》
ワークショップのキャラクリブースでは、午後にデモンストレーション、夕方予約者のみの本格的ワークショップという形式でしたが、そのデモンストレーションの際、お席は早い者勝ちだったのですが、もうちびっ子が待ちきれず、
『この席ぃ、あたしのなの』 『ねーまだ始まらないの~~』 みんな真剣に説明を聞きます。
すぐにお席が埋まってしまう状態で、大人気のブースでした!!!
日本で用意した素材も、とても興味を持っていただき、キラキラした目で目の前の素材を見ているお人形さんのような子どもちゃん達、、、
興味津々 きゃっきゃ♪
そしてその様子を見守る人!人!
ひ と!!!
そして本格ワークショップでは、大人の予約者の方が多く、みんな真剣!!!
もくもく… もくもく… もくもく…
限られた時間&素材の中でこんなにも素敵な作品ばかり誕生しました!
すっばらしいいいいいい~~~~~ .。:*+。.: *:・+:.’゚
やはり、どこの国でも自分のキャラクターを創り上げるというのはおもしろいものだなぁあ!とつくずく実感、、、
その人にしか生み出せない、その人にしか表現できないものが確かにそこにありました!!
こちらのブースでもまた、老若男女問わず、皆様キラキラした目で取り組んでいただき、とっても刺激的な時間でした!
次に《ヴァーチャル相撲ゲーム【Thumping Sumo】》ですが、
写真を見ておわかりになると思いますが、ゴザがあるのがおわかりでしょうか。
これまた、ロシアで香る日本のかほり。とても癒されました。
そしてこのゴザを、厳しい厳しいロシアの入国審査を通過できたおかげで無事、
ロシアの方々にニッポンの国技、相撲〜SUMO〜を体験していただきましたよ!!!
途中で頭のまげカツラのひもがどうしてもちぎれてしまうというハプニングなどなどございましたが、
みなさん笑顔で、どすこい!どすこい!どすこい!
しかし、ここで苦労した点がひとつ。
ゴザに乗る際に、靴を脱ぐという習慣がなく(あたりまえですが)、よれよれになるゴザを治しながら行いました!
やはり、私たちにとっては当たり前にやり過ごしている日常ですが、靴をぬぐということもひとつの文化なのだと感じました。
しかし、フェスティバルの出し物の中で、体を使ってゲームをするのはここだけ!
とても熱気と汗に満ちあふれた激アツブースとなりました!!
そしてさらに《インタラクティブお化け屋敷 ~Kawaii Photobooth~ 》では、
いやぁ、、、ここだけのはなし、壮絶な戦いでした。
なぜかお化け屋敷については、いろんなハプニングさんがあれよあれよと飛び込んできて、
アイデアを出し合っては、あーでもないこーでもないと本当に本番ぎりっぎりまで戦い続けていました。
最後の最後まで、考えて考えて、、、、ついに
尾崎さん『、、、わかったぁ~~』(アイデアが出た瞬間にこの言葉とともに挙手をした尾崎さん)
そして!!急遽!!マイケル上川が実際に驚かすお化け役に!!!
そして上川くんは、、、そう!モニターの下にある黒いカーテンの中!!
写真をご覧の通り、目の前にモニターがあるのですが、
そのモニターでプリクラ撮影のように写真をとっている間に、モニターの後ろから
こ~~~んな怖い顔が、、!!!(さて、Q.どっちがお化け屋敷用でしょうか!!A.右)
そして最後に上川がぎゃ~~~っと驚かすということでした。
もちろん、、、きゃ~~~と叫ぶ声が会場にこだましました~~!!!
カップルなども、ふたりで抱きつきながら出てきたりして、しめしめニヤニヤしながら、なんとも達成感が強いブースとなりました。
お化け屋敷の怖さが、
ロシアにも伝わったあああ!!!と思うと、感動で涙が込み上げる尾崎さんでした。
そして最後に、、!!
そして、DJVJユニット《KYOTO》
会場の中に、クラブブースのような部屋もあり、そこでは一日中楽しい音楽が流れていました。
そこで、我らデジクリからも千合さんがVJとして参戦いたしました。
千合さんから紬出る映像のそれはそれは美しいこと、、、
もうロシアの方々はノッリノリでございました!!!
♪hooooooooooo
DJをした人文学部 矢野さんも、アニソンやパフュームなども織り交ぜていたのですが、
そのアニソンやパフュームが流れるたび会場の熱気はヒートアップ!!!
とっても一体感のある会場となっていました!!
__________________________________ B-)
はい!だだだだっと紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか!
デジクリとしての伝えるべきこと、が、伝えることができたと実感できる二日間となりました!!!
そして!
実際、会場にいるときに感じたのは、もう人の波!波!波! こんなにロシアの方が、日本へ興味を持って下さっているとは、、、
ただただ、感動でした。
その中でも、ひときは目立つ、コスプレ
素晴しい完成度とともに、みなさん、とても日本のカルチャーが好きなのだ!!!と言う事を全身で表現していました。
ロシアのかたがアップしてくれた動画があります。
J-Fest 2011 Видео-отчет [blin] / Отчеты с событий / Sengie – косплей сообщество
http://sengie.ru/blog/events/971.html
実際の様子をご覧管さい!
何度言っても足らないくらいですが、ほんとうに楽しくって、刺激的な一週間でした。
特に、J-FESTでは、私たちも圧倒されるほど、日本カルチャーが好き!!!ということを、
会場にいてくれたみんなが伝えてくれました。
それを直に体当たりで感じる事ができ、嬉しい限りでした。
上記にもあるように、ロシアへ行く前から不安だらけでした。
コンテンツの面白さをどう伝える事ができるのか、、、
いやまず私たち言葉が通じないよね、、、
これ説明しろっていわれたらどうすればいいの、、、
日本では当たり前のシュールなおもしろさ、、、ロシアではどうかな、、
いきなり血だらけ女が出てきて驚くかな、、?、、
日本特有の感覚が通用するのか、はたまたその感覚を伝える事って出来るのかな??
ほんとうに心細く不安ばかりでしたが、取り越し苦労だったのかもしれません。
ロシアの方達は、私たちの予想を遥かに超えるほど、日本の文化を愛してくれていたし、すごく理解しようとしてくれていました。
そして何より、日本の文化、そして日本人に興味を持っていてくれた事が救いでした。
私なんてとってもつたない英語で、
必死に身振り手振りしながら、「This is KAOHAME!Your face!Picture face!ドッキ~~ング!!」
なんてふざけた英語でも、ニコニコ笑顔で答えてくれました。
もう英語出てこないときなんて、「This is カエール!げこげこ!」なんて最低な英語でしたが、
それでもカエルのようにリアクションすると、すぐに笑ってくれました。
とてもドキドキしながら、初めて会う私たちに話しかけてきてくれました。
本当に心暖かい人ばかりで、心震えましたよ!
デジクリの面白さはもちろん、日本のマンガ、アニメ、キャラクター、ドローイング、日本画、映像、企業や食べ物、すべてにおいて伝える事のできた2日間でした。
ロシアに行って感じた事は、コミュニケーションは、言葉や国をぶっこわして笑い合えるということを改めて実感しました。
言葉が通じなくても、仲良くなれたり、笑い合えたり、恋バナできたりするもんなんですよね。
なんでって人間には目があって口と眉毛と、ほっぺたと手と足と頭がみんなにあって、もうそれだけで気持ちって通じるんですね。
そこに、私たちに作るものが加われて、話題ができて、一体感ができて、笑顔だったり友達関係が生まれる、ということを感じました。
もうひとつ、文化の違いをまざまざと感じてきましたよ!!
もちろん、日本ってすげえな!と、改めて感じたのは確かです。
しかし、発展しすぎて贅沢な国になりすぎてるな、、、とも思ってしまいました。
ロシアは、発展している所もあり、でも、昔のまんまで時が止まったままのような所もありました。
でもそれが、すごくかっこいいんですよね。
ずーっと使われてる、地下鉄の重い重い扉も、本屋さんにある何十年、何百年前の古本とか絵本とかも。
整備されてないぼこぼこの道も、なれたら全然へっちゃらで歩けちゃうんです。
日本は、その点が気を使いすぎている国で、そこにお金をかけすぎてるよなぁ、、なんて思ったり。
私たちが工夫をすれば回避できる問題でも、無意識で道を歩けるように、携帯電話を触りながら前を見ずに歩けちゃうほど安全な道にしちゃってるんですよね。
なーんてこともロシアに行かなければ、到底考えなかったようなことばかり。感謝感激あめあられ
と~~~ってもおもしろくて素敵な国でしたロシア!
昔からの文化を愛する国、ロシア。すごく惹かれました!
ぜひとも、これからもずっと交流をし続けていきたいと、強く感じましたぁあ!!!
もういっかいいきた~~~いっっっっっっ
~交流編~ へ続く!!!! coming soon!!!