くまのめせん 005 [なっとく。うん。うん。]
- 2011/10/27
- PLANNING
くまのめせん、005です。
004からちょっと時間がたってしまいました。
これからは1ヶ月ペースで更新していきますっ。
さて、人に「なっとく」してもらうことって本当に難しいですよね。
なんの引っかかりもなくスッと腑に落ちる「わかる」とか「理解」というのは、
いっぱいあると思うのですが、それって繰り返し接種しないと、
うすーくなっていって、やがて消えてしまうものだと思います。
対する「なっとく」は、自分の中で持っているなんらかのお話と
繋がった結末におこる現象。
例えば、ずっと疑問だったことがパズルの最後のピースを与えられたことに
よって完成してスッキリすることだったり、自分の体験した記憶のどこかをなぞらえて
感情移入したり、相手のことが好きだったときにおこることだったりします。
つまり受動的ではなく、能動的に気持ちが動いているときだけ「なっとく」という
ゴールに行き着ける道が存在するということになります。
僕の1年間の授業の中で、学生が「なっとく」することって
多分1〜3コくらいしかないでしょう。あとは理解で終わると思います。
でも「なっとく」の数が多いほど、自分が広がっていく感覚になるのは事実です。
その為にはもっといろんなことに疑問をもったり、旅をしたり、友達をつくったり
恋をしたりするといいと思います。若いときの「なっとく」は歳をとってからの
「なっとく」とは質が違い、ピュアな「なっとく」なので、その鮮度たるや
一生モノです。なので、みなさん急いでどんどん「なっとく」を増やしてくださいね。
僕ももっと「なっとく」に出逢えるように精進します。はい。