くまのめせん 003 [じょうずなおはなし]
- 2011/09/02
- PLANNING
くまのめせん、003です。ササ、サンッ。
お話は好きですか。嫌いですか。
お話は上手ですか。下手ですか。
僕はめっぽうおはなし好きです。
ひとりでおはなししていたら恐いので、
だいたいは、他の人とおはなしするのですが、
はなしていておもしろい人と、おもしろくない人がいます。
話題がおもしろくないとか、何度も同じ話をするとか、
何を言っているのかわからないとか、致命的なおはなしはさておき、
僕がおもしろいと感じるおはなしは、だいたい会話の返答が突飛だったり、
表現の幅が広いおはなしが多いです。
例えば、グレープフルーツを食べたあとに、「どんな味だった?」
と訪ねられたら、だいたいの人が「すっぱい味がした」と答えますが、それはフツー。
ひとつの問いに対して、ひとつの答えの関係です。
ナンセンスな答えですが例えば「カリフォルニアの太陽の味がした」と答えると
一度に「バカ」と「キザ」と「で、どんな味よ?」という少なくとも
3つの答えを相手にパスすることになります。
こういうのに僕は弱く、すぐにコロっと惚れてしまいます。
先のは僕の考える「じょうずなおはなし」のあくまで一例ですが、会話の流れの中で、
想定しにくい表現や情報と日常を結びつけられるおはなしというのが、「じょうず」なのかなーと
ぼんやり考えてます。同じ体系でも人を笑わすことに特化したおはなしが「ネタ」で
人の心に響くようなおはなしが「スピーチ」と仮定すると、なんだか自分の中では
しっくりまとまりました。
ちなみに僕は友人知人から、フットボールアワーの岩尾さんみたいなトーンで話すとか、
倒置法をよく使うとか、不可解なことを平然と話すとか、話の内容が不謹慎とか。
そんな評価をいただいてます。好意的に捉えています。あっははは。