くまのめせん 002 [べんきょう。ステキ]

  • 2011/08/13
  • PLANNING

くまのめせん、002です。はッ。

 

「なんでそんなこと勉強するの?」
僕が学生の頃、両親や先生によくしていた質問です。
例えば数式(昔も今もご縁がない)や、元素記号の暗記や、古文法とか
(どれも中学生レベルの話で恥ずかしいのですが)これを覚えてどうなるの?
という問いの答えが見つからずにいました。

 

「人並みの人生を送るため」「あなたの役に立つから」「どうしても」など、
おとなから降ってくる言葉は、「ふーん。。。」レベルで、
自分自身どれも腑に落ちるものではありませんでした。
それは、社会人になってからもずーっとそう思っていて、
「あのとき、もっと好きなコトをもっと時間かけてできてりゃ、いまこんなじゃ
なかった」とか、青春粧しこんでいたのですが、オッサンになって
大学でコミュニケーションを教える講師という立場になって、はじめてその質問に
自分で答えを出せるようになりました。それは、

 

「視点(ステキ)をいっぱい増やすために、勉強する」

 

ということです。はい。どういうことでしょう。
そもそも人は、「ステキな人生」を送るために生きていることが前提にあります。
誰も、好き好んで険しい人生を選んで、しんどい挙げ句、天に召されるなんて生き方
選ばないですよね。みんなその「ステキ」を追い求めて生きてられる。

じゃ、その「ステキ」って何なのよ。ってことですが、
僕は、それは愛でもお金でもない(どっちもないとかなり困りますが)
「解釈の多様性」だと考えています。

 

例えばあなたが、10人いて9人が「嫌い」と感じることでも、「好き」と感じられる1人で
あったとします。一般的に嫌がられることでも、あなたにとっては好き、という状況こそが
「ステキ」だと考えます。

 

他の9人がみつけられなかった視点をあなたが持っていたからこそ、あなたはそれを好きに
なれた。その視点を作り出したのは、あなたの今までの知識や経験の中での数学的な部分だったの
かもしれません。または音楽的な部分だったのかも、エッチな部分だったのかも、
親孝行な部分だったのかもしれません。何があなただけの視点に作用していたのかはわかりませんが、
とにかく、あなたは勉強や経験によって、その他大勢とは違う視点を手に入れることが
できます。マイナスなイメージのことをマイナスと捉えないことによる新しさは、
あなたの人生を変化させます。

 

勉強をするということは、視点を増やすということ。
視点を増やすということは、幸せを感じられる機会が増えるということです。

はッ。


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